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堀道広さんの「金継ぎ教室」の思い出。
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本日は、「かたちのきおく」展の初日に行われた「金継ぎ教室」のことを振り返ります。講師は、漫画家でありながら漆職人でもある堀道広さんです。暖かい光が差し込む中、満開の梅を愛でながらの和やかな雰囲気で、金継ぎ教室はじまりです〜。

参加の皆さんには、それぞれ思い入れのある器を持って来ていただきました。淵の部分が欠けてしまったお皿や、ヒビが入ってしまった急須。パックリと真っ二つに割れてしまったカップなど。欠けの大きさや深さはそれぞれです。上手に直せますように!

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堀先生の直筆テキスト。金継ぎ教室 in ARAHABAKI。しびれるなぁ。この他にもイラスト入りで丁寧に金継ぎの手順を教えてくれる三枚綴りになっていました。

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本来、金継ぎとは二週間〜一ヶ月かけてじっくり行うものだそうです。今回特別に短時間に仕上げることを希望される方のために、接着時に漆を使わない「樹脂チーム」と、やっぱり本来のやり方で直したいと希望される方のために「うるしチーム」に分かれて作業を進めることになりました。

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まずは「樹脂チーム」から。エポキシ系の接着剤に木粉を混ぜて耳たぶ程度の固さまで練ります。

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樹脂を欠けや割れの面にヘラで塗り込み充填します。約30分の乾燥後に、はみ出た部分を刃物で平滑に削ります。

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こちらのお皿は割れを直しています。樹脂で接着の後は弁柄漆をうすく均一に丁寧に塗ります。その後15分〜30分ねかします。

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さぁ、いよいよこの瞬間が!粉筒に金粉を入れて、先程の線上を丁寧に蒔きます。

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「じゃじゃん!」どうですか!ゴージャスですねぇ。いつもの金継ぎ教室では、本物の金の粉は別料金でお買い求めいただいているそうで、今回は真鍮粉を使いました。

この作業以降は乾燥に一週間から十日ほど必要とのことでしたので、箱にしまってそぉっとお持ち帰りいただきました。粉を取払い「メノウ」の石で磨き上げて終了です。

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こちらは午後の会の皆さん。午前は樹脂チームが人気でしたが、午後は本格派なチームうるしが人気でした。真剣に作業に没頭する皆さん。私も午後の会に参加したのですが、展覧会初日と言う事で真剣モードには入れなかったです。せっかちな性格もかなりあるかも。。

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今度は「うるしチーム」。小麦粉を少量の水で練って耳たぶくらいの固さに練ったところに生漆を入れよく練ります。そうしたものを麦漆(むぎうるし)というそうです。

にこやかに麦漆を練る堀先生。接着する面積や用途によって麦漆の固さを変えるそうです。

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竹ヘラで麦漆を接着面に塗ります。接着したらセロハンテープなどで固定し、一週間〜10日間じっくり乾燥させます。

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さすが漆職人!急須のひび割れに緩めた麦漆を塗っていきます。とても繊細な作業。これは素人には不可能ですねぇ。間違いなく手が震えます。
「うるしチーム」の皆さんの作業はここまで。真鍮粉をお持ち帰りいただき、ご自宅で仕上げて終了となります。

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午後の会の終わりに、サインを描いている堀先生。先生の確かな技術とナイスキャラに癒され、参加された方皆さんがすっかり堀先生のファンになったのでした。堀道広さん。本当に楽しくて充実した金継ぎ教室をどうもありがとうございました!!

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「青春うるはし!うるし部」ぜひお一読あれ!


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最後に私が直したカップです。漆の皮膜が乾く前に触ってしまって、思わずかぶれましたが(笑)、何だかとても嬉しい!ちょっと残念だった欠けがこんなにも美しい景色になるとは。金継ぎは、やはりとても奥が深くて魅力的な世界でした。

今回とても大人気の教室だったので、堀先生と相談してARAHABAKI「うるし部」を秋頃開く予定です。入部希望の方、欠けたものを大切に取って置いてくださいね!!
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by habaki-hibi | 2010-03-04 00:22 | ARAHABAKI つうしん
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